2020-11-17 第203回国会 参議院 内閣委員会 第2号
日本学術会議については、平成三十年に御相談を得たということもあって、大きな枠組みとしましては、あくまでも、日本学術会議法の会員の任命の場合には、あくまで、日本学術会議法上認められている職務の独立性と、公務員の終局的任命権は国民にあるという憲法上の国民主権の原理との調整的見地から判断されるものであり、そうした判断を前提に、任命権者たる内閣総理大臣において国民に対して責任を負えない場合には任命を拒否することができるものと
日本学術会議については、平成三十年に御相談を得たということもあって、大きな枠組みとしましては、あくまでも、日本学術会議法の会員の任命の場合には、あくまで、日本学術会議法上認められている職務の独立性と、公務員の終局的任命権は国民にあるという憲法上の国民主権の原理との調整的見地から判断されるものであり、そうした判断を前提に、任命権者たる内閣総理大臣において国民に対して責任を負えない場合には任命を拒否することができるものと
○近藤政府特別補佐人 御指名をいただきましたけれども、個別の法律に基づく解釈ですので、当局として言えることに限度がございますけれども、あえて申し上げれば、いかなる場合に、日本学術会議法上、推薦のとおり任命しないことが許容されるかということについては、日本学術会議法の会員の任命の場合は、あくまでも、日本学術会議法上、法律によって認められている職務の独立性の問題と憲法上の国民主権の原理との調整的見地から
○近藤政府特別補佐人 今先生御指摘のとおり、過去の高辻長官答弁の対象となりました当時の国立大学の学長の任命というものにつきましては、憲法で保障されている学問の自由を実効あらしめるために伝統的に認められている大学の自治、この中には、特に人事の自治というのもございますが、それと国民主権の原理との調整的見地が求められたということでございまして、おっしゃるとおりに、学術会議の場合には、そういった憲法上の価値
その中では、大学の自治と国民主権との調整的見地において考えてみますと、単に、申出がありました者が、何らかの理由で気に食わないというようなことではなくて、そういうことで任命しないのは無論違法であると思いますが、そうではなくて、申出があった者を任命することが、明らかに法の定める大学の目的に照らして不適当と認められる、任命権の終局的帰属者である国民、ひいては国会に対して責任を果たすゆえんではないと認められる
総合調整的見地からは無意味なことではない、それなりの意味を果たしておるというふうに考えておるのでございますが、一番慎まなければならないのは、いわば一種のそれが、言葉はおかしゅうございますが、既得権といったようなことになりますと、これはおっしゃいます霞が関の論理に陥りやすうございますので、その点は気をつけてまいらなければならないと存じます。
この中間報告による改正案は、物価調整的見地からの見直し及びパーティー収入の明確化を図ろうとするというふうに受けとめております。いずれにしても、政治資金のあり方は、選挙制度と密接な関係を持ち、また政党の財政基盤にかかわるところから、各党の政治活動に直接関連してくる問題でありますので、各党において十分に議論を尽くしていただく必要があろうと考えております。
○浅野(大)政府委員 自民党の政治資金等小委員会の中間報告を拝見いたしますと、ここでは十三年間据え置かれてきました寄附限度額について主として物価調整的見地からの見直しを行うとしておりまして、この場合、個人献金については寄附限度額を二倍に引き上げまして、会社につきましては最高約二倍、平均一・五倍程度引き上げるというふうに承知しております。
これは物価調整的見地からの寄附限度額の見直しなどを行おうとすると聞いておりますが、今後さらに自民党内において議論されるものというふうに思います。 いずれにしても、政治資金のあり方は選挙制度と密接な関係を持ち、また政党の財政基盤にかかわるところから、各党の政治活動に直接関連してくる問題でもありますので、各党において十分に議論を尽くしていただくことが必要であるというふうに考えております。
その調整的見地において考えるべきであるという点は、私も強調し、先生もそれを否定はなさらぬわけでございますが、そうであれば、十五条一項の生きるよすがといいますか、それを全然封殺するのはどういうものであろうかというのが私の考えでございます。 それから、先ほど西独のことをちょっと言いました。よけいなことを申し上げて恐縮でございます。
その意味で、この問題はやはり大学の自治と、それから国民主権とのいずれか一方に偏した見地において考究すべきではなくて、その調整的見地、つまり片方だけに偏してもむろんいけないわけでありますが、その調整的見地において考究すべきではないか。
その筋は概して同じでございますが、その考え方の大筋を簡単に述べてみますと、大学の学長等の任命につきましては、大学の自治という面が確かにあることはありますけれども、われわれとしては、同時に国民主権の原理、これとのやはり調整的見地からものを考えないと、これはうそであろうということが基本の考え方でございます。
国際収支改善のために、景気調整のための総合政策をとっておるときであるから、三十六年度の補正予算は最小限度にとどめ、相当多額の自然増収を後年度に持ち越すとともに、三十七年度予算においても、いわゆる資金的な経費千億円以上を計上して、両年度を通じ三千億円以上を調整的見地から見込んでおるので、放漫のそしりは当たらない」との答弁がございました。
○説明員(藤田嚴君) お話のように一定の漁場内における漁業の秩序を維持しようとする場合に、勿論漁業権のある漁業、これを対象として取上げるだけでは足らんのでありまして、その外の許可漁業、自由漁業全般について総括的に調整的見地からこれを勘案しなければならん、こういうようなことは当然の措置であります。